| <優れている点> 1.地道な自立支援活動 グループホームへの移行希望を高めるように、利用者の個室居住を体験したり、利用者に合意を得て努力目標設定して、自立を支援しています。退所後のアフターケアは、相談日を設けて過去の利用者と家族から相談を受けたり、卒園者が入居したグループホームを職員が輪番制で訪問するなど、退所後の自立生活の継続にも力を入れております。 2. 利用者の個別の希望に対応する努力 多岐に及ぶ意向抽出の仕組みにより、利用者の意向を引出し、その実現に努力しています。個別支援計画作成前には「利用者アンケート」と「個別面談」を行い、「食事嗜好調査」、同室居住者との相性確認のための「居室アンケート」を、それぞれ年一回実施して、個別の要望を確認しています。更に、隔月に外部相談員による個別相談、利用者自らが自治会や利用者の会を運営することは不可能なので、職員がリードする相談会形式で、毎週末に、意見や希望を聴き出す機会を持っています。また、家族会を隔月に開催して家族の意向も聴取しています。 <独自に取組んでいる点> 1.外出の機会の積極的な提供 ボランティアのガイドヘルパーを利用し、スポーツ観戦、コンサート、映画、買い物、旅行などへの利用者の外出希望に応じ、時には、職員が有給休暇を取って自発的に遠隔地外出に同行しています。 2.古い建物の中での工夫 老朽化した建物構造での狭隘な居室生活ではプライバシー確保が不十分なので、個室居住の機会を提供したり、喫茶談話室・静養室・多目的ホールなどの「くつろぎ」の場所を備えて、不足を補おうとしています。 <改善が望まれる点> 1. 仕事の標準化を目指した書類の整備と記録の慣習づけ 課題として、会議や打合せの記録の整備、事故やヒヤリハットを含む個別対応行為を利用者別に記録に残すように職員をルールづけることが必要です。また、各種の生活支援サービスに関する手順書・マニュアルの充実、並びに、その内容の定期的な点検・改編などを行い、仕事の処理に一定の標準化を確保する努力が望まれます。 2.個人情報の管理の徹底 マニュアルなどを整備して、個人情報が含まれた記録や書類の管理とともに、パソコンの保管に関して、機密保持の観点から、現状を見直すことが望まれます。 3.施設独自の職員研修 職員の研修が、専ら、市の標準的な研修と自主研修に委ねられていますが、非常勤職員も含めた職員の動機付けを図るためにも、当施設独自の計画的な研修も実施されることが望まれます。 |