川崎区 東小田保育園(公立) PDF 印刷 Eメール
評価機関名コモンズ21研究所
評価実施年月20年1月23日、24公表年月20年 4
対象サービス保育所対象事業所川崎市東小田保育園
 

総合評価(優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項)

<園の概要>

 

川崎区にある昭和47年開設の川崎市立園です。園舎は良く手入れがされ、幼児保育室に面した園庭、乳児保育室のある2階のテラスとも広く、子どもたちがのびのびと活動できる環境になっています。また隣接する東小田第一公園や園正面に位置する東小田小学校の校庭、小田公園など近隣の施設を活用しての保育も行なわれています。定員95名、0歳児(5ヶ月児より受入)からの保育を行っています。

  

<特長>

 

○運営システムが整備されています。

 

 ・会議マニュアルに則った、効率的かつ効果的な会議が行われ、課題の抽出、検討、対策の決定と実行、さらに効果の検証が行われ、保育の質の向上に繋げています。

 

 ・文書の回覧など情報伝達のシステムが整備され、全職員による必要情報の共有と共に、個人情報保護も図られています。

 

○保育環境整備の取り組みが行われています。

 

・プロジェクトチームをつくり、保育室、園庭、テラスの保育環境の見直しが行われ、その整備が図られています。

 

保育室については、平面図を描き、保育中の映像を撮り、子どもや保育者の動線の確認をしての保育環境の検討、改善が行われています。

 

・子どもの自由な発想や自発性を促す可動式遊具を保育に取り入れ、保育士は遊具の手作りもしています。

 

・子どもの活動の流れや気持ちの安定に配慮して、1・2才児では夕方6時まで、幼児では5時まではクラスごとの保育室で延長保育を行い、0才児クラスでは全日保育室の移動をせず、毎日同じ保育士が通常時間外の保育を担当しています。

 

 ○発生した事故・怪我を保育内容の改善に繋げる取り組みがされています。

 

・かみつきなど小さな怪我についても「事故及びヒヤリハット報告書」を記載し、職員会議で原因の分析を行い、事故防止策を検討し保育の改善に繋げています。

 

本調査利用者アンケートでは小さな怪我についても保護者に知らせる園の姿勢を評価する声が聞かれました。

 

  ○地域との交流が活発に行われています。 ・近隣住民との園行事などの際の交流や高齢者通所施設への毎月の訪問など、地域との交流で子どもたちの社会性の発達を図ると共に、地域に向けて園の保育についての理解を図る取り組みがされています。 

 

<改善が望まれる点>

 

○職員が他の国の文化や生活習慣の違いを正しく理解するため、その歴史的背景や社会的背景を学習する機会を設けることが望まれます。

 

○「虐待の発見と対応マニュアル」をパート職員にも周知することが望まれます。

 

○怪我や事故の際の園の具体的な対応方法を予め保護者に書面で説明し、安心を図ることが望まれます。

  

評価領域ごとの特記事項

 人権への配慮 

人権や性差への固定観念について職員会議で話し合い日々の保育に活かし、懇談会でも話題にし、保護者にも働きかけています。

 

個人情報は鍵の掛かる保管庫で保管し、机の上に書類を置かない習慣を徹底し、文書回覧の際にも個人情報保護に配慮しています。

 

虐待の予防、早期発見に努め、保護者や子どもを見守り、関係機関との連携など速やかに対策を講じます。

 

職員が他の国の文化や生活習慣の違いを正しく理解するため、その歴史的背景や社会的背景を学習する機会を設けることならびに、虐待の発見についてのマニュアルをパート職員にも周知することが望まれます。

 

 
利用者の意思、可能性を尊重した自立生活支援

一人ひとりの自主性を尊重し無理強いせず意欲を育てることに配慮した保育が行なわれています。

 

  その子らしい発想を大事にする表現活動や、自由な発想で組み合わせて遊ぶ可動遊具を保育に取り入れています。

 

乳児クラスは少数担当制をとり、障害を持つ子どもには関係機関とも連携し一人ひとりの発達に合わせた援助がされています。

 

個人面談なども一定期間から保護者が選んだ日に出席できるよう配慮しています。

 

送迎時の交流で保護者との信頼関係を築き、それぞれの家庭と連携して保育に当たっています。 

 

                                    
サービスマネジメントシステムの確立 

職員による「児童憲章」「倫理綱領」の読み合わせを行い、社会福祉に従事する者としての社会的責任を周知徹底しています。

 

指導計画を作成し毎月保育内容を点検し、また、年2回年間指導計画反省を記録し次期の計画に反映しています。

 

個々の子どもについての情報は記録をファイルし、日誌にも保護者から得た情報や保育中に気付いたことなどが記録され保育に活かされています。

 

園長は各種会議に参加し、指導計画や日誌、保育計画の反省記録などを確認し園内の情報の収集と職員への問題提起やアドバイスを行い、また保育の質の向上に向けて、関係機関との連絡調整や保護者への支援も行っています。

 

怪我や事故の際の園の具体的な対応方法を予め保護者に書面で説明し、安心を図ることが望まれます。

 

 
 地域との交流・連携 保健福祉センターから園児の家庭の状況を得、また療育センターのアドバイスを受けるなど連携体制があります。

近隣小学校とは体験入学や就学前の打ち合わせを行い、職員間の情報交換も行われています。

 

近隣住民に園だよりなどを配布し、行事の際には協力を依頼し園の保育への理解を図り、園行事で焼いた焼き芋を園児が近隣に配るなど地域との交流が行われています。

 実習生や中学生の体験学習も受け入れています。
 運営上の透明性の確保と継続性 

保育説明会では、園の理念、基本方針、保育計画を分かりやすく知らせる資料、「東小田保育園の保育」を説明と共に渡し、出席できなかった家庭にも資料を配布し確実な周知を図っています。 

  

理念や保育基本方針は、職員に配布される「運営の手引き」や来園者に配布されるリーフレット「ひがしおだほいくえん」の中にも明記され、職員室や各クラスに掲示もされています。

 

近隣に行事のお知らせやお便りを配り、園外向けの行事のポスターなどを町内の掲示板に掲示し、インターネット上の子育て情報誌「すくすくかわさきっ子」でも園情報を知らせています。

 

 
   職員の資質向上の促進

 職員各自が職務上の目標を決め、年度末に目標の達成度の自己申告や園長や川崎区保育運営課による評価が行われています。

 

 また職種、職歴などに応じた計画的な研修が行われています。

 

確実な情報共有のため回覧担当を置き、情報の伝達方法が定められ、また各種会議には、事前に各々から募った議題を全職員に回覧し各自が意見を持って会議に臨むなど、職員が共通の認識を持ち自主的に仕事に臨む体制があります。

 

 
  評価詳細(PDF 198KB)