東林保育園(市立) PDF 印刷 Eメール
 
評価機関名社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会
評価実施期間平成18年5月~ 平成19年3月公表年月平成19年4月
対象サービス保育所対象事業所相模原市立東林保育園
 

総合評価(優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項)

優れている点:

○保護者アンケートでは、園のよい点として、保育士の関わりについて、「子ども一人ひとりを尊重してくれる」「全職員で子どもを見てくれている」「多くの先生がかかわってくれる」「先生の挨拶がよい」「相談にのってくれる」などの意見が多くあり、概ね保護者から好ましく受け止められている。さらに、「オープン保育」「食物作りや小動物の飼育」「食育」「季節ごとの行事」などについて多くの保護者の支持を得ている。

○保育室はオープンスペースとなっており、製作、ブロック、絵本、ままごと等遊びの目的別にコーナーを設置している。

○1階には3、4、5歳のオープンスペースの保育室を設け、クラス保育だけでなく、子どもが好きな遊びに取組めるようにしている。2階には0、1、2歳の保育室があり、発達に合わせた環境を整え、テラスに出て身体を動かす遊びも取り入れている。

  

独自に工夫している点:

○「制作コーナー」には、子どもたちの自由な発想を生かせるよう身近な素材を置き、すぐに表現できるよう制作に使う道具を配置する等の環境づくりをしている。また、運動会、保育ウィーク、お楽しみ会等の行事では、活動を通してみんなで協力して一つの物を作り上げる喜びを感じ、一人ひとりの意欲を育むようにしている。

○小動物の飼育、野菜や花の栽培を通して、成長の喜びや命の大切さを感じるようにしている。遠足や散歩に出かけ、四季折々の自然に接する機会としている。また、様々な遊びを楽しめるように、オープンスペース、ホール、園庭等での遊びについて必要に応じて見直しをはかっている。

○園庭遊び、散歩、体育遊び、集団遊び等の全身を使う活動を通して、健康に生活できるように工夫している。オープン保育や異年齢児とかかわる中で、思いやりの気持ちや意欲が育むようにしている。ルールを理解し、一人ひとりの興味や関心に基づいて主体的に活動できるよう配慮している。

○地域の子育て支援として、保育士が近隣の公園へ出向く「出前保育」を行い、遊びや子育て支援情報の提供を行っている。母親の育児負担の軽減や、祖父母等の積極的な育児参加を促す意図で「パパとあそぼう」に取組んでいる。また、「クラスで遊ぼう」では、自宅で子育てをしている家庭を対象に、2・3歳児クラスの在園児と一緒に、手遊び、絵本の読み聞かせ、リズム遊び、体操などを提供し、年齢毎の社会性、言語や身体的発育発達の様子をみて我が子の発育の確認をしてもらう場としている。

○食に関しての取組みとして、子どもが自分で食事時間を決めて、配膳・下膳をセルフサービスで行うなど、自発的に取組むようにしている。今後の調理の参考とするために、調理師が各クラスで子どもと一緒に喫食して、食べ具合、大きさや硬さ、盛り付け具合等による摂食行動の違いを観察している。保護者と食に関する共通認識をはかるために、試食会を開催している。

 

評価領域ごとの特記事項

人権の尊重

○園児や保護者に対する適切な言葉遣いや態度については、「東林保育園マニュアル」に定め、また職員会議等により共通認識をもち、保育に取組んでいる。

○相模原市個人情報保護条例が制定されており、職員会議等での周知や園内に個人情報保護に関するパンフレットを掲示し、職員の意識の徹底をはかっている。また、実習生やボランティアの受け入れにあたっては、受け入れマニュアルを整備し、プライバシーの保護について説明をし、徹底をはかっている。

 

意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供

○家庭との連絡・情報交換は、マニュアルで手段、方法等を定め、連絡帳や「すくすくカード」、園だより、クラスだよりのほか、その日の様子や連絡事項をホワイトボードに記載するなど連絡を密にしている。

○懇談会(年2回)や個人面談を実施するほか、コミュニケーションボックスを設置している。懇談会前にはアンケートを実施して保護者の意見・要望等を把握し、懇談会の内容に反映させている。また、公開保育や保育ウィークは保護者に日常の様子を見てもらう機会とし、運動会やおたのしみ会など保護者参加の行事では、行事後にアンケートを実施している。平成18年度より、保護者に園で子どもにどのような給食を提供しているかを知ってもらうために、試食会を開催している。

 

サービスマネジメントシステムの確立

○子どもが触れるおもちゃ、タオル、布団、砂場等の物品の除菌・消毒、遊具の安全保持の管理について、「マニュアル」「安全チェックリスト」に管理方法等を定め、点検実行記録をつけて、衛生面、安全面の管理に努めている。

○防犯・防災対策については、防犯訓練、避難訓練を実施し、職員会議で反省と見直しを行っている。また、災害等の発生時に備え、関係機関との情報交換のほか、市内の「公私立保育園緊急連絡網」により伝達訓練を実施している。

 

地域との交流・連携

○地域の子育て家庭向けに、園児と一緒にあそぶ「一緒にあそぼう」(毎月)、「パパとあそぼう」(年4回)、園行事(誕生会、季節行事等)への参加、市内各公立保育園で同時開催する「保育ウィーク」、園庭開放・育児相談・絵本等図書の貸し出し(随時)、一時保育、その他に近隣の公立3園合同での育児講座などを実施している。

○地域の様々な人々とのふれあいや世代間交流の機会として、地域のボランティアによるお話し会や絵本の読み聞かせ、七夕等の行事の際には地域の老人会の方を招き一緒に楽しんでいる。また、小・中・高校生の保育体験等の受け入れを行っている。

 

運営上の透明性の確保と継続性

○事業所としての自己評価は、第三者評価の受審にあたり職員各自が目標設定をして取組んだ。例として、マニュアルの見直しのほか、行事では反省事項を取り上げ事業計画に反映させ、給食では保護者対象に平成18年度から給食試食会を開催した。

○保育園の運営や事業内容に地域からの理解が得られるよう、地域の方に向けて園のパンフレットを用意しているほか、市ホームページに園の概況を掲載している。また、保護者に保育園での子どもの様子をみてもらう機会として、保育ウィーク、公開保育(年2回)を年間行事予定表などで情報提供している。

 

職員の資質向上促進

○保育理念や方針については、入園のしおり、「東林保育園マニュアル」、市のホームページに掲載しているほか、保育目標を玄関に掲示し、職員会議で周知して基本姿勢の共有化をはかっている。

○市人材育成基本方針を基本に、市保育課による保育所職員研修計画に基づき、内外研修を実施・受講している。研修成果の共有のため、受講後には研修報告を行い、復命書を作成して復命書は職員がいつでも閲覧することができるようにしている。

 

 評価詳細(PDF 250KB)