社会福祉法人 こひつじ愛児会 こひつじ保育園 PDF 印刷 Eメール

               総括
評価機関名社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会
評価実施年月平成19年10月31日~平成20年4月24日
公表年月平成20年5月
対象サービス保育所
対象事業所社会福祉法人 こひつじ愛児会 こひつじ保育園
総合評価(優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項)

優れている点:

 

○保護者アンケートでは、園のよい点として、保育士の関わりについて、「子ども一人ひとりをよく見てくれている」「少人数で目が行き届いている」「相談にのってくれる」「保育士の挨拶がよい」などの意見が多くあり、概ね保護者から好ましく受け止められている。

 

○各保育室に、製作コーナー、絵本コーナー、ままごとコーナー等のコーナーを設け、子どもが自由に好きな遊びができるようにしている。また、シャワー室を増設しており、どろんこ遊びをした後に使用するなど子どもの清潔保持に配慮しているほか、周辺地域の災害発生時等には、地域に開放することとしている。

 

○子どもの保育園での生活ぶりを写した写真を個人別にアルバムにまとめ、卒園時に記念品として渡している。

  

独自に取り組んでいる点

 

○職員会議で、子どもの発達状況や配慮事項などを確認し、保育士は子ども一人ひとりの個性を大切にしながら、子どもを温かく受容し、安心感と信頼感をもって日々過ごせるように関わっている。乳児保育は、安全面や保健・衛生面に留意し、家庭的で安らぎのある環境の中で保育を行うことに努めている。睡眠中は安全対策を徹底している。延長保育は、ゆとりのある空間を確保し、温かな雰囲気の中で行っている。

 

○日常的に絵本や紙芝居の読み聞かせを行い、様々な言葉にふれられるようにしている。各クラスや図書コーナーに絵本や図鑑を置き、好きな本を読んだり、興味を持ったことを調べたりすることができるようにしている。また、社会性を育むために、月に1回「お話の日」を設け、友達への思いやりや命の大切さなどを伝えている。自己責任の拡大と責任感を育むために、給食、花の水遣り、本棚の整理などの当番活動を取り入れている。

 

○遊びの中で感じたことなどを表現できるように、クレヨン・ペン・画用紙などを用意するほかに、新聞紙・廃材のコーナーを設け、自由に表現できる環境を設定している。年5回外部講師による絵画指導を取り入れ、豊かな創造性を育んでいる。また、季節にあわせた歌や楽器遊び、音楽、リズム遊びなどを日々の保育に取り入れている。運動会では鼓笛演奏・組体操に取り組み、子ども達が目標を持って共に表現することを楽しめるようにしている。

 

○食べ物や生活習慣に関する絵本や紙芝居を用いて、食事や生活習慣を身につける大切さを伝えている。自分の持ち物を入れる棚を設け、仕度手順を掲示するなど、子どもが自分で身の回りのことをできるように環境を整えている。また、家庭にも、生活リズムを整えることや、バランスのとれた食事の大切さを園だよりなどで伝えている。

 

○食に関する取り組みとして、食育年間指導計画に基づき、ゴーヤやミニトマトなどの野菜の栽培から収穫を子どもが行い、「クッキング」で収穫した野菜等を使ったおやつなどを作っている。昼食はランチルームで、落ち着いた雰囲気の中で音楽を流し、ゆったりと食事ができるようにしている。また、毎月のお誕生会ではバイキング給食、季節に応じたおやつを取り入れている。給食食材の産地を毎日表示し、保護者を対象に給食試食会を実施するなど、保護者に安心してもらえるよう情報提供をしている。また、市の栄養士による食育指導を受け、食育に関する絵本やエプロンシアターを用いて、食への意欲向上をはかっている。

  

評価領域ごとの特記事項

1.人権の尊重

○園児や保護者に対する適切な言葉遣いや態度については、「職員保育マニュアル」に定め、また職員会議等により共通認識をもち、保育に取り組んでいる。また、外国籍の保護者には、配付物にルビをふったり、個別の対応を日頃から心がけている。

 

○個人情報保護方針及び個人情報相談窓口の設置要綱を制定し、職員会議で個人情報について周知徹底している。職員会議は、保育との両立をはかるために、同じ内容の職員会議を2回開催し、職員は2つのグループに分かれて会議に参加している。実習生に対しては、オリエンテーションの際に個人情報保護の徹底をはかり、園児のプライバシー確保に努めている。

  
2.意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供

○家庭との連絡・情報交換は、家庭との連絡帳、園だよりや献立表のほか、その日の活動の様子を分かりやすいように、写真入りで「本日の活動」として掲示して、保護者に伝えている。

 

○懇談会はクラス別に年1回開催し、個別面談は希望や必要に応じて実施している。4、5歳児クラスの保護者を対象に、給食試食会を実施している。また、保護者に保育園での日常の様子を見てもらう機会として、保育参観をクラス別に年1回開催し、個別参観は保護者の希望により実施している。

 
3.サービスマネジメントシステムの確立

○季節によって発生しやすい感染症への対策は、市から送られてくるたよりを園内に掲示したり、園だよりに掲載するなどして、保護者に注意喚起している。また、感染症の一覧表を玄関ロビーに掲示し、感染症予防・対応の情報提供を行っている。

 

○防犯・防災体制については、各保育室に、ワイヤレスパニックボタン(特別警備保障通報)や防犯スプレーを整備しており、使用方法については職員会議等で周知している。災害発生時の地域支援について、平成19年度に自治会と初めて話し合い、今後は具体的な地域支援体制を整えていく意向である。

 
4.地域との交流・連携

○地域の子育て家庭向けに、市の地域育児センター事業として、一時保育や育児相談専用の電話を設置して育児相談を実施しているほか、地域子育て家庭のグループの「コミュニティ保育」に園長と保育士が参加し、園の運動会や人形劇などの行事に招待して、交流をはかっている。

 

○地域の高齢者とふれあう活動を取り入れており、老人ホームを訪問して、歌や合奏、踊りを発表したり、いも堀り体験、高齢者を保育園に招待してクリスマス会を楽しむなどの交流をはかっている。中・高校生の体験学習やボランティア等の受け入れを行っている。

 
5.運営上の透明性の確保と継続性

○福祉サービス第三者評価の評価項目に基づき、全職員で話し合い、自己評価に取り組んでいる。年に複数回職員研修として自己点検・改善活動を行っており、平成19年度は、自己点検の結果、トイレ改修を実施している。改修した結果、子どもがトイレを待つ他の園児の視線を気にすることなく恥ずかしがらずに用を足せるようになった。

 

○保育園の運営や事業内容に地域からの理解が得られるよう、園パンフレット等を用意しているほか、ホームページを設置し、情報開示や情報提供を行っている。また、保護者に保育園での日頃の子どもの様子を見てもらう機会として、保育参観をクラス別に年1回開催し、園だよりに保護者の希望により個別参観ができることを明記するなどして保護者に周知している。

 
6.職員の資質向上の促進

○保育方針については、事務室や更衣室に掲示し、職員会議で年複数回取り上げて、職員の基本姿勢の共有化をはかっている。

 

○職員研修の年間計画表を作成し、外部研修に参加した職員は、研修報告書を作成し、職員会議で報告を行っている。研修報告書は回覧後に、事務室にファイリングして、職員が閲覧できるようにしている。実習生の受け入れに際しては、担当職員を配置し、実習生受け入れマニュアルに基づき、指導している。

 
 評価詳細(PDF 82.4KB