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青葉区 横浜市もみの木台保育園(平成20年度民間移管) |
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| 評価機関名 | 株式会社 学研R&C | | 評価実施年月 | 平成19年1月 | 公表年月 | 平成19年3月 | | 対象サービス | 児童(保育所) | 対象事業所 | 横浜市もみの木台保育園 |
総合評価(優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項) | 《特に優れている点》 ○優秀な職員による質の高い保育 ベテランの保育士を中心とした質の高い保育が実践されています。保育全体を通して穏やかで安全な保育が実践され、子どもたちは安心して園での生活を楽しんでいます。園庭での遊びを例にとると、時間差をつけて年齢ごとに効率的に空間や遊具を確保し、スムーズな流れで保育が行われています。保育士は園児の言動を十分に把握し、食事のマナーや子どもの言葉づかいに問題があれば穏やかな口調で指導し、社会規範が自然に身につくように配慮しています。大根の絵を描く創作活動では、描く能力の個人差に配慮しながら全園児が集中して描き上げる場面を観察しました。この他にも、個々の園児と全体の保育が乱れないように上手にコントロールする場面が随所に見られます。配慮を要する園児についても他の園児がごく普通に受け入れ、保育士は危険がないように遠くから見守り、皆が楽しく生活できるように温かい保育を心がけています。 ○子どもたちが食事を楽しむための配慮 子どもたちが食事に興味を持ち、食事が楽しいと思えるような配慮が色々となされています。園庭ではピーマン・枝豆・さつま芋・大根などを栽培して、収穫された野菜は給食として提供するだけでなく保育活動に取り入れられています。訪問調査当日、収穫した大根をピーラーで薄くむいて干し、切干大根を作っていました。この他にも、枝豆を小さい石臼を使ってきな粉にして、きな粉団子作りをしたり、さつま芋を使ってスイートポテトにしたりと栽培をさまざまな保育活動に取り入れています。また、アレルギーのある子には、主治医の意見書に基づき保護者と話し合った上で除去食及び代替食を提供しています。代替食は、調理職員が工夫を凝らして、見た目では他の子の食事との違いがわからないようにしています。例えば、錦糸卵は高野豆腐を細かく切りかぼちゃのフレークで色づけしたものを代替としています。このため、アレルギーのある子どもは他の子どもとの差を感じることなく食事を楽しむことができます。 ○地域への子育て支援サービスの充実 園に対する地域の子育て支援ニーズを積極的に掘り起こして、それに応じたサービスを提供しています。「園庭開放」、「育児講座」、「交流保育」、「青空おでかけパーク」、「ふれあい給食」などの様々な子育て支援事業を行う中で、参加者からアンケートをとり、地域住民の子育て支援ニーズの把握に常に取り組んでいます。また、育児支援担当職員を毎年決めて、職員会議の中で支援ニーズについての話し合いを行っています。 関係機関や他施設との連携に関しては、今年度「公開保育」に取り組んでいます。地域の小学校、幼稚園、保育園の職員に向けて本保育園の日常をそのまま見てもらっています。 《さらなる充実が期待される点》 ○中堅・ベテラン職員への期待水準の明文化 新人職員に対しては仕事の目標や身につけてほしい能力、取り組む姿勢などについて期待水準が明文化されていますが、中堅以上の職員に対しては明文化されていません。今後はモチベーションの維持を念頭に置いた期待水準の明文化と周知が望まれます。 | 評価領域ごとの特記事項 | | 1 | 人権への配慮 | 園目標・保育姿勢は職員全員の度重なる話し合いによって作成されました。この取組によって全職員が園目標・保育姿勢に対して共通認識をもつことができ、日々の保育へ反映されています。 保育士は、子どもに対してせかすことなく、穏やかでわかりやすい言葉で話しかけています。また、子どもの人権に関する研修へ参加した保育士が、研修資料を回覧し、会議で研修内容を報告することによって全職員に周知して、子どもの人権に対する意識を高めています。 保育室には衝立が用意され、小集団で遊んだり、落ち着いて過ごすスペースを確保することが出来ます。また、事務室・テラス・園庭の隅など、子どものプライバシーを守る場所や保育士と子どもが一対一で話せる場所もあります。 配慮を要する子どもについては、毎日のミーティングや職員会議、カリキュラム会議の中で話し合い、配慮する点を明確にして全職員が必要な情報を共有できるしくみになっています。また、虐待に関しては、朝・晩の子どもの様子をチェックして早期発見に努めています。支援の必要な家庭に対しては面談を行い、保健師や児童相談所と連携を取りながら対応をしています。 個人情報の取り扱いや守秘義務については、職員だけでなく、ボランティアや実習生に対しても周知・徹底させています。個人情報に関する文書は全てロッカーに入れて施錠して管理しています。 | | 2 | 利用者の意思・可能性を尊重した自立生活支援 | 「生きる力、挑戦する意欲を持つ子ども」を園目標にあげ、子どもたちの生きる力を育むことを最優先に考えながら穏やかで安全な保育が実践され、子どもたちは安心して園での生活を楽しんでいます。毎日のミーティングの中で職員は子どもたちの意思表示のしぐさを伝え合い、全員が子どもの気持ちを汲み取れるように配慮をしています。そして、子ども一人ひとりの思いを汲み上げた上で、指導計画に反映させています。 自立支援について、トイレットトレーニングを進める時には一人ひとりの排泄のリズムをとらえ、個人差を考慮しながら行っています。保護者との連携は連絡帳や口頭によって行っており、綿密に連携を取りながら子どものペースに合わせて進めています。また、食事について、一ヶ月の間に同じ献立が2回登場するので、調理職員は子どもたちの食べる様子に応じて調理方法を改良するように工夫しています。例えば、1回目で野菜の切り方が大きかったら2回目はもう少し小さく切るようにしています。 このように様々な場面で職員は子どもの様子に応じた対応を心がけていますので子どもたちはそれぞれのペースで無理なく成長していくことができます。 | | 3 | サービスマネジメントシステムの確立 | カーペットや手作りのついたてなどでコーナー分けされた保育室では、子どもたちがブロックや積み木、おままごとなど、それぞれ好きな遊びをしています。おもちゃや文房具のレイアウトは、子ども同士の動線が交わらないように保育士によって配慮されています。また、季節や発達に応じたおもちゃの入れ替えや、クラス間でのおもちゃの共有もしています。 子どもたちの健康管理は健康管理マニュアル・健康台帳を用いて行われています。また、感染症対応は、感染症対応マニュアルに基づいて実施されており、感染症の最新情報は、各クラスに掲示して保護者への周知を促したり、クラスノートで情報を提供したりしています。保育中に感染症が発症した場合は、速やかに保護者に連絡を入れますが、保護者がすぐに迎えに来られない時には別室(事務所)で待つなどの対応をしています。 歯磨きに関しては、乳児は食後の仕上げ磨き、幼児は歯磨き指導を行っています。 保育室や園庭設備の安全確認は、安全管理マニュアルに基づくチェック表を使用して毎日行われています。事故や怪我が発生した時には、園独自の「事故・怪我対応」のフローチャートに基づいて速やかに対応できる体制になっています。たとえ軽症であっても怪我をした時には、「事故報告書」に記録し、毎日のミーティングにおいて職員間で情報共有をしています。また、避難訓練は、さまざまな状況を想定して毎月行っていますが、消防署の職員を招いて助言を頂いたり消火訓練を行うこともあります。不審者などの侵入防止策としては、出入り口の門に電子錠を使用しており、時間に応じて施錠管理をしています。また、県主催の不審者侵入対策対応訓練において、さまざまな不審者対応研修を受けています。 苦情対応について、保護者には苦情の受付担当者の説明をしており、第三者への苦情申し立ての流れや横浜市福祉調整委員会などのポスターを掲示しています。苦情解決のマニュアルが整備され、入園説明会や行事の際には第三者委員を保護者に紹介しています。各クラス内や調理室前など多くの場所に意見箱とメモ用紙・鉛筆が置いてあり、意見・要望を吸い上げる工夫がされています。また、園長から保護者に積極的な声かけを心がけ、連絡ノートに書かれている言葉から保護者の気持ちを汲み取るように配慮しています。また、運動会や保育参観などの行事の際には保護者に対してアンケートを取り、出された要望や意見を会議で話し合い、今後に活かすように対応しています。 | | 4 | 地域との交流・連携 | 育児支援担当職員を毎年決めて、職員会議の中で支援ニーズについての話し合いをしています。園の子育て支援事業として、「園庭開放」(園庭を開放し園児と地域の子どもが一緒にあそぶ)、「育児講座」(ベビーマッサージ・わらべうた・おもちゃつくり)、「交流保育」(地域の子どもが各クラスにはいって一緒にあそぶ)、「青空おでかけパーク」(近隣の公園に出かけていって紙芝居等をして地域の子どもと自由にあそぶ)、「ふれあい給食」(年間30食)等を実施しています。 関係機関や他施設との連携に関しては、今年度「公開保育」を行い、地域の小学校、幼稚園、保育園の職員に向けて本保育園の日常をそのまま見てもらう取り組みをしました。 このように施設やノウハウを地域福祉の資源として活用し、地域との交流・連携に取り組んでいます。 | | 5 | 運営上の透明性の確保と継続性 | 園の効率的な運営に関して、園の裁量の可能な範囲での努力が認められます。園経営における社会的責任を果たすために、法・規範・倫理など「全国保育士倫理綱領」に基づいて園長が各職員にミーティングなどで周知徹底させています。また、園の保育姿勢を職員に徹底させるために、園長自らが率先して言葉で言うだけでなく、態度で示すように努めています。 ごみの分別、リサイクルについては、主任を中心に、子どもにわかりやすい表示を用いながら、子どもと一緒に取り組んでいます。 サービス内容などの情報提供は園としてすすんで行っています。パンフレットにより地域や関係機関に随時、情報を提供している他、外部の情報提供媒体からの取材にも積極的に対応し、青葉区のタウンニュースの取材を受けています。 また、療育センター、児童相談所などの外部機関や専門家等の意見を取り入れる努力をしています。 | | 6 | 職員の資質向上の促進 | 毎年度人事考課制度をとおして、個々の職員がに自己申告書に基づいて自己の目標計画をたて、スキルアップに努め、また、振り返りをして園長が個々の職員を面接して、目標達成の評価を行っています。 常勤・非常勤職員を問わず希望に応じて、また役割に応じて必要な研修を受けられる体制ができています。乳幼児保健研修、新採用保育士フォーローアップ研修、人権啓発研修、調理実習等各種研修を計画的に受講しています。 |
評価詳細(PDF 712KB)
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