≪おひさま保育園概要≫ 当園はJR根岸線磯子駅から徒歩で約5分、磯子区役所の隣に位置する商業ビルの3階にあります。大きな窓からは目前に根岸線の電車が走るのが見えます。その先には大きな工場が立ち並ぶ工業地帯が視界に広がっています。家庭的な雰囲気の中で、0歳から3歳までの33名の子どもたちが関わり合いながら穏やかに生活しています。 ≪良いと思われる点≫ ・一人ひとりの子どもを大切にする保育 保育方針である「子ども一人ひとりの個性を引き伸ばす保育」を目指しています。保育日誌に一人ひとりの様子を記載して職員が共有しています。クラス会議で個々の子どもの発達状況を話し合い、全園児に月間個別指導計画を作成して、きめ細かな保育を行っています。 一人ひとりの子どもの排泄リズムを把握するために、オムツを取り換える担当職員を決めて対応し、トイレットトレーニングにつなげています。食物アレルギーのある子どもには、見た目や栄養に差が生じないように栄養士が工夫しています。 子どもの生活の連続性を大切にして、保護者が記入した家庭での様子と連続して園での生活状況を連絡帳に記載し、一日の子どもの生活が把握できるように工夫しています。 ・食生活への取り組み 子どもの発達や成長には正しい食生活が基本であると考えています。保育計画に「年齢別食育のねらい」を明記し、年齢ごとの年間指導計画、月間指導計画、週案にも食育へのねらいを記載して取り組んでいます。子どもがいろいろな食物に親しみ、自分で食べようとする意欲を大切にしながら、基本的な食生活や食文化を身につけて、友だちと一緒に楽しんで食べることができるように取り組んでいます。 野菜は畑で作る、魚は海で取るなど食材がどのようにテーブルにのるかなどを、ペープサートを使ってわかりやすく伝えて、食材への感謝の気持ちや食事への関心を高めています。鏡開き、七草がゆ、節分などの伝統食の際には、その由来をイラスト入りで掲示して、保護者にも伝えています。 給食は和食中心の献立を工夫しています。理解を深めてもらえるように保育参観の際に試食できる機会を設け、「家とは違って野菜が小さく切ってある」「子どもが家よりよく食べる」などの感想を、直接保護者から聞いています。 ・健康や体力向上への取り組み 常勤の看護師が一人ひとりの子どもの健康状況を観察して、職員、保護者と連携しながら子どもの健康管理や衛生管理を行っています。子どもの既往歴や体質を把握し、必要な場合には嘱託医と連携を図りながら対応しています。 体力づくりをめざして、天気がよければ毎日散歩に出かけています。個々の子どもの体力に合わせて、バギーに乗ったり歩いて散歩に出かけ、アスレチック遊具のある公園で鉄棒にぶら下がる、斜面を登る、高さのあるところを歩くなど、活発に体を動かして遊んでいます。散歩に行けないときは、ビル内の店舗を見てまわったり階段の上り下りに取り組み、室内ではクッションブロックを使って楽しく遊びながら、子どもたちの体力が向上するように取り組んでいます。 ≪独自に取り組んでいる点≫ 産休明けからの子どもを預かり、平日は7:00~20:00、土曜日は7:00~18:00まで保育を実施しています。 希望者には冷凍母乳の対応をし、ミルクやオムツ、お昼寝用の布団は園で準備しています。衛生面だけでなく子どもが気持ち良く眠れるように、月に2回専門業者による布団乾燥を行っています。 連絡帳の他に保護者一人ひとりに「悩み、相談ノート」があり、深刻な状況になる前に相談できるよう配慮するなど、保護者が安心して就労できるように取り組んでいます。 ≪更なる取り組みが期待される点≫ ・地域支援や地域交流の取り組み 施設は地域住民にとって貴重な社会資源です。保育士、看護師、栄養士の専門性を活かして、定期的に地域住民の子育てに関する相談事業などを実施していくことが望まれます。 子どもたちは散歩で商店街を歩きます。お店の方々と挨拶をかわしたり、さまざまなお店や商品を知り社会性を育んでいます。高齢者施設や他園などとの交流、地域行事への参加や園施設の開放などを通して、さらに子どもの視野が広がるような取り組みが望まれます。 ・衛生管理マニュアルの一元化 感染症一覧表、手洗いや嘔吐物の処理方法が記載された食中毒マニュアルなどを作成して、看護師が中心となって子どもの衛生管理を行っています。今後は清掃手順やチェック表、遊具の消毒などを含めた衛生管理マニュアルを一元化して、サービスの標準化を充実させて対応されるよう期待します。 ・中長期計画の作成 園長は他組織の社会福祉法人の理事を兼任して、公私立の園長会議や幼稚園・保育園・小学校関係者の会合に出席しています。そこから得た保育園運営に関する情報を収集、分析して園の進むべき方向性を検討しています。さらに進むべき方向性を明確にして具体的な中長期計画を策定し、職員とともに実践されることが望まれます。 |